2026年5月27日(水)、参議院決算委員会において、文部科学省、農林水産省、国土交通省に対する省庁別審査が行われ、国民民主党・新緑風会を代表して質問に立ちました。
日本は四方を海に囲まれた広大な領海・排他的経済水域(EEZ)を持つ「海洋国家」です。今回の質疑では、我が国の海洋権益を守り、未来の海洋開発を支えるための技術継承、研究拠点の集約、そして中小型造船業の振興について、政府へ具体的な提言を行いました。
1. 「しんかい6500」の技術継承と次世代有人潜水調査船の建造
我が国の深海調査を牽引してきた有人潜水調査船「しんかい6500」および支援母船「よこすか」の老朽化、及び船体の更新は喫緊の課題です。
両船の探査能力は、南鳥島沖のレアアース堆積層開発をはじめとする国家的な経済安全保障に直結します。特に「しんかい6500」をはじめ、優れた船を建造・維持してきた世界に誇る日本の造船技術が途絶えることのないよう、次世代有人潜水調査船の設計・建造を確実に進めることを提案しました。
2. 海洋研究船・拠点の「清水港」集約化による効率化
現在、国内に分散している海洋研究船や関連機能を、駿河湾を臨む「清水港(静岡県)」に集約化する拠点港湾の構築を提案しました。 拠点港湾に船舶を集約することで、船員確保という課題に効率的に対応し、研究や運航の効率向上につながる基盤整備を急ぐべきだと主張しました。
3. 中小型造船業の振興と人材確保
海洋国家を根底で支えているのは、国内の造船業です。しかし、現在の造船現場、特に中小型造船業においては深刻な人手不足に直面しています。
私は「人材が偏ることで中小型造船業に人が回らなくなる事態を避けるべきだ」と指摘。日本の造船基盤そのものを維持するため、中小型造船業の振興に向けた実効性のある支援策を求めました。



