日本は領海と排他的経済水域を合わせた面積では世界第6位、さらに海水の体積では世界第4位となる海洋大国です。山田ヨシヒコはこの「海洋国家・日本」の主権と資源を守り抜き、発展させていく覚悟です。

しかし現在、軍事力による威圧や一方的な現状変更を図る国々に囲まれる現実が、我が国の安全保障を脅かしています。山田ヨシヒコは、日本の領土・領海・領空、そしてサイバー空間を守り抜くという基本方針を堅持し、「自分の国は自分で守る」という国家の自立性を強く打ち出します。中でも、尖閣諸島の物理的防衛とサイバー空間での脅威対処という、現実空間とデジタル空間の両面での防衛強化は急務です。

特に中国海警船による継続的な領海侵犯は深刻化しており、将来的には漁民を装った特殊部隊が不法に上陸するような事態も想定されます。日本は今こそ、尖閣諸島周辺海域を海洋保護区に指定し、国際的な海洋調査を通じて日本の主権を国際社会に明確に示すべきです。

周辺海域の安全と秩序を担う海上保安庁については、装備や法制度の充実を図り、緊急時の対応能力を強化します。これと並行して、海上自衛隊の装備増強と人員確保のための定年延長、退職後の再任用制度(予備自衛官等)の活用、海上保安庁との連携強化を図る法整備を急がなければなりません。日本の貿易の99.6%は海運に依存しており、海の安全は我が国の経済の生命線となっています。

経済安全保障の視点も極めて重要です。有事によって海上輸送ルートが制限される事態を想定し、代替輸送ルートの確保や戦略物資の備蓄強化を図ります。さらに、有事における海底ケーブル切断による情報封鎖のリスクに対し、平時から法の支配に基づく海洋秩序の維持を国際社会に呼びかけると共に、衛星通信を用いたバックアップ体制の整備を進めます。

日本経済の未来は海にあります。島国である日本は、長い歴史の中で海洋産業を鍛え上げ、世界に誇る技術力を築いてきました。この強みを最大限に活用し、海洋関連産業を通じて日本経済の再生を図ります。

まずは我が国の造船業を再び世界の頂点に押し上げるべく、ドック(造船所)再整備への国の支援を強化します。日本の造船技術は極めて高く、特に自由主義陣営諸国から厚い信頼を得ています。日米関係の深化の中でも造船分野での連携を強め、国益の増進につなげます。

同時に、古く「黄金の国ジパング」と称された日本には、いまだ手つかずの海底資源が眠っています。熱水鉱床の金、深海底に存在するレアアース泥、そして次世代燃料として期待されるメタンハイドレートといった海洋資源は、日本を資源大国へと押し上げる可能性を秘めています。山田ヨシヒコは、こうした資源の実用化・商業化に向けた技術開発を推進します。

我が国の安全と経済の自立は総合的な国家戦略の問題です。今こそ日本は、現実に即した抑止力と行動力を持ち、未来を見据えた備えを固めていくべき時です。海に根ざす日本の未来を切り拓くため、不断の努力を重ねます。

海洋国家日本の再生は、人への投資から始まります。就職氷河期世代をはじめとする各世代の経験と知恵を活かし、海が結ぶ人づくり・未来づくりで、持続可能な成長を実現します。

国民民主党が重視する現役世代の中には、就職氷河期世代を中心に将来への不安を抱える人が少なくありません。家族介護と仕事の両立支援、低年金対策、柔軟な雇用政策などを通じて、国による持続的な支援を行います。

また、山田ヨシヒコは大学教員として、多くの学生が奨学金を利用し、社会に出たとたんに数百万円もの借金を抱えるという厳しい現実を目の当たりにしてきました。未来ある若者たちが経済的な不安なく学び、思いきり挑戦できる社会を構築するため、奨学金制度の抜本的な見直しを図ります。

加えて、教育への投資を充実させる一方で、日本の基幹産業である農業、漁業、製造業、そして海運を支える船員の技術者教育も積極的に推進します。これらの産業で後継者不足が叫ばれ続ける中、若者たちが十分な収入を得て生活の基盤とできる環境を整備します。こうした取り組みを通して日本の基幹産業の礎にくさびを打ち直し、次世代が安定した生活を営めるように発展させます。

山田ヨシヒコは経済学の博士号を持つ経済政策の専門家です。国民民主党が掲げる消費税の減税、さらには再生可能エネルギー賦課金の徴収停止を実行に移すことで、国民の手取りを確実に増やします。家計の負担を軽減し、消費の循環を促すことで、日本経済の健全な再生を目指します。

また、漁業政策の刷新にも取り組みます。現在の過剰な漁業規制を見直し、革新的な養殖技術の導入を進めることで、質の高い水産物を手ごろな価格で皆さまの食卓にお届けします。これは漁業関係者と消費者、双方のメリットにつながる重要な取り組みです。

さらに、離島や山間部などに生きる方々の暮らしも決して見捨てません。交通費補助の拡充やガソリン税の軽減といった、地域の実情に即した政策を積極的に進めます。特に離島航路については、生活に不可欠な交通インフラとして国道並みの公的支援を行い、住民の交通費負担を大幅に軽減します。

これまでの政治は、難解な言葉を多用し、日々の生活に追われる多くの国民にとって理解しづらいものでした。その分かりにくさが誤情報の温床となり、政治と国民との距離を広げてしまっています。

そこで山田ヨシヒコは大学教授として長年の経験を活かします。国民との政治の対話については学生達に伝えていたように「政治の今」を、短く、わかりやすく、そして的確に皆さまにお届けします。政策提言については科学的根拠とデータに基づいた論理的で現実的な政策を立案します。

憲法については今を生きる国民にも理解し、納得できる改正が必要です。山田ヨシヒコは国民民主党の仲間とともに国際社会の現実を踏まえた憲法改正に取り組みます。新しい憲法を出発点として国際協調的な外交戦略を展開し、アジア太平洋地域の平和と安定、経済の持続的発展に貢献します。

一方、我が国の皇室は長きにわたる皇統を維持してきた世界最古のものであり、この歴史は日本人のアイデンティティの核心に関わる守るべきものです。しかし現在、男系男子の皇族は数少なくなっており、将来的な皇位継承への不安が高まっています。この重要な課題については、決して政争の具とすることなく、冷静かつ慎重に議論を重ねて答えを見出していくべきではないでしょうか。