海洋安全保障プラットフォームの構築を目指して

外交防衛委員会で海底資源開発に関する質問をしたその日に、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と内閣府で取り組んでいる「戦略的イノベーション創造プログラム:SIP」第3期報告会に参加しました。

このプログラムの一つに「海洋安全保障プラットフォームの構築」があります。これは海洋資源の開発と海洋資源の開発と環境保全との調和を図り、日本の新たな海洋産業の創出・発展を目的としております。

レアアース資源は日本の産業振興に不可欠であるにも関わらず、実態は輸入に依存しており、国際情勢が不安定な現在では、安定供給に脆弱性があります。また地球温暖化そのものに加えて、気候変動に大きな影響を与える深海環境の見える化も大きな課題となっております。

いよいよ来年1月には南鳥島沖で試掘調査が始まります。そして再来年には1日あたり350トンのレアアース泥を回収し、本土で分離精製する実験も予定されているとのこと。日本の未来に向け、活気的で夢のある本計画を、オールジャパンで応援していきましょう。

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山田吉彦事務所